あなたのお仕事、正しく伝わっていますか?
「どういったお仕事をされている方なのだろう?」
初めて対面する方から、事業内容を伺ったとします。
名刺を読んだり、お話を聞いたり。
そこから業態を想像するものの、どうにも漠然としていてイメージが掴みにくい場合があります。
お相手のご職業というのは、たいてい未体験のお仕事なので、余計にそう感じるのかもしれません。
伝えたい事がうまく伝わらない理由。
こちらの理解力、お相手の説明力、コミュニケーション力、ボディランゲージ、声のリズムや抑揚、言葉の捉え方の違いや、曲解。
など、いろいろ要因はありそうです。
「人間は視覚情報が8割」なんてご意見もありますね。
とすると言語だけでの正確な伝達というのは、なかなか難しそうです。
打ち合わせなど、説明の時間が十分にあればよいのですが。
名刺を渡しサッと2〜3の言葉を交えて、おしまい。
といったケースですと、そもそも説明ができません。
のちに名刺を見返すものの、お仕事の詳細は無記載。HPがない。SNSがない。代替として会社案内などもない。
であるならば、名刺は意味をなさず業務内容は分からず終い。
仕事の内容が不明ですと、結局のところ何を注文できるのか分からない。
そんな結末を迎えかねません。
先述した
「1.言語説明の難易度」
「2.対話時間の不足」
「3.提供資料の過不足(過多も×)」。
上記観点からみるに、おそらく当人の想いに反し「出来ること」「特徴」「魅力」を、先方に伝えきれない事もあるでしょう。
ここで、デザイナーにお鉢が回ってくるわけです。
名刺なり、HPなり、会社案内なり、対面後の補足説明によって、しかと情報をお届けできるからです。
近年では個人で名刺など作られる方も増えてきました。
それはそれで構わないのですが、ここはひとつ。
デザイナー(ディレクター)にデザインの発注をすると、どんな特典があるのか説明をしてみます。
デザイナーに発注する特典
それは「伝えたいことを伝えるための工夫」が施される。
ということです。
工夫の内容はといいますと。
写真(たとえば、うな重。タレの照り・焦げ)
写真をパッと見るだけで、美味しさが伝わってきます。
ディレクターやカメラマンは何をどう見せればいいか、気を使っています。
イラスト(たとえば、綾取りの手順)
口上・文字では難しい説明も、絵に置き換えると分かりやすくなります。
イラストレーターさんとの打ち合わせで、絵の見せ方を考えます。
図
表や地図、グラフなど、図解によって理解を促します。
デザイナーは、見やすく分かりやすく伝わりやすい図を作ります。
編集
構成内容や原稿量を吟味し、端的にまとめます。
編集者やCD(クリエイティブディレクター)が企画を整理します。
文章
キャッチ・コピーライティング・添削で、読みやすく読み応えのある文章をつくります。
ライター・編集者・校正者によって、活字にパワーを。
レイアウト(など)
色やレイアウトの配置、細かいスペースの調整で、視認性が向上します。
デザイナーの手で、見やすく読みやすい紙面(または画面)に。
ビジュアル
見た目の強さによる訴求力を生み出します(視覚情報が8割)。
AD(アートディレクター)もしくはデザイナーの手で、アイデアを具現化させます。
このように、媒体ひとつにしても様々な“工夫”の集約があります。
まとめ
「出来ること」「特徴」「魅力」を、どうにか伝えたい。
ところが「言語説明の難易度」「対話時間の不足」「提供資料の過不足」のハードルがある。
だからこそ、上手に伝えるための仕組みが必要。
そんな時、工夫を凝らした広告媒体は有用。
一期一会で「伝わりにくい名刺」のようなものをお渡しするのは、いささか勿体無い気がします。
といったことから、デザインに力を入れること。
検討されてみるのも良いのではないでしょうか?