デザイン表現「見せたいものは?」

何を見せたいのか?
仮に、おいしいニンジンを紹介するDMを作ったとします。
見せたいものは商品のニンジンです。
商品写真を配置し、背景に色をつけてみます。
薄く色をつけると、やさしい雰囲気。
濃い色をつけると、力強い雰囲気が出ました。
パッと見た時の印象は、真っ赤なものの方がインパクトがあります。
マーケティングのAIDMAを考えると、最初のA「注意を引く」ことに特価したDMだと言えます。
ところが、このDMは一体何のDMかと考えたとき。
「おいしそうなニンジンを買ってもらいたい」という主目的があります。
そうすると、美味しそうなニンジンの写真を見せることが大事だと言えます。
真っ赤な背景を敷くとハガキ自体は目立ちます。
ところがニンジンの写真が埋もれてしまい、一番見せたかったものがパッと目に入らなくなります。
では白い背景のDMを見てみましょう。
一見すると何もデザインしておらず、手抜きのように見えるかもしれません。
ところが、これは“空間・空白”をデザインしています。
何もないところにニンジンがポツンと置いてあるからこそ、ニンジンが際立ちます。
無地(白地)であることには意味があります。
写真にフチをつける
赤背景のニンジン写真にフチをつける。
すると、ニンジンの視認性は上がりました。
かわりにフチを付けたことで、全体のデザインがよりポップな印象になりました。
金赤(原色の赤色)を敷くことでDM全体を目立たせる効力はありそうですが、印象としてはポップ寄りになっていきます。
商品にどのような印象を持たせたいかと考えた時。
ポップよりも、シャープ・スタイリッシュさを求めるとします。
その場合は「写真にフチはやめよう」「赤よりも白を使おう」という判断を下すでしょう。