定石とアイデア

定石とアイデア

定石がないとアイデアは浮かばないけれど、定石がありすぎると新しい発想が生まれない。

読書中に出てきた、このような言葉。
このような言葉から、既存の概念を塗り替えた方を思い出しました。

たとえば走高跳で背面跳びを編み出したフォスベリーさん。
はじめは周りから笑われていたそうですが、今ではお馴染みの飛び方となっていますね。

守破離という考えがあります。
まずは真似て、やがて独自の考え方に至るという考え方です。

守というのは、人の言いつけを守り、既存の型を身につけることです。
「こんなこと、意味あるの?」と、反発したくなることもあります。
ですが、ひとつ基準をつくることで、思考するためのキッカケができます。
良し悪しを判断するには、まずは比較対象が必要です。

そこから、新しい体験や情報を取り入れていくと、別の考え方が生まれます。
組み合わせることで、既知ではない新しいものが生まれる可能性がでてきます。

経験を積み重ねると、知識をベースに思考を省略できます。
省エネで高効率です。
ですが新しく何かを生み出すときは、知識が邪魔をする場合があります。
いちど得た知識を手放して、新たに考え直さないといけません。

前述したように、別の世界へ足を踏み入れるも良し。
イチから何か考えるも良し。

また別の本で、時間術の本などでは。
イチから何かを考えることに対し「ゼロベースで物を考える」という表現をされていました。
いままでの手法で生じるデメリットを手放し、より良い手法が見つかりそうです。

テーマが定まりませんが、そんなこんなが頭を巡らせた読書の後でした。

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