写真のセレクト
数日間の取材があるとき。
カメラマンさんは宿泊中に、当日の写真を整理しています。
取材が終わった後、さらに一通り整理していただいた写真を受け取ります。
それでも取材のボリュームによっては、それなりの枚数の中から使用する写真を選ばなければなりません。
デザインで写真を使う時、ラフやカンプを事前に用意し、レイアウトが既に固まっていたとします。
ですが現場で撮った写真は、取材前に想像していたものとかけ離れていることがあります。
遠くから撮ると絵になる写真でも、近場で正面から撮ると、さほど大した事はないケースなどです。
例えば「橋」。
歩道から撮影し、仕上がった写真を確認したときに「ん?」となることがあります。
正面からでは、ただの道の写真に見えるからです。
「ん?」を避けるために、事前にロケハンで良いスポットを見つけておきたいところです。
想像上のものと、現物の印象(構図やサイズ感など)にギャップがあるため、紙面に落とすときには適切な写真やレイアウトに組み変える必要があります。
構成が固まっているのであれば、目的の物の中から「絵力のある写真」「使いやすい写真」を選んであげれば良い気がします。
(似た写真の決断に、苦渋することもありますが)
現地で想像以上の物に出会ったならば、差し替えたくなったりもしますし。
先日の宣材写真撮影時もそうでしたが、まずは候補を選び徐々に絞っていく形になります。
(絞り方は、人によって違いました。目的によっても良いやり方が変わってくるかもしれません)