意見は手札

意見は手札

ビジネス記事などでは。
「自分の手札(にあるカード)で勝負しよう」などと、言われます。

「何が得意か?」という意味ですね。

ここで手札を「得意」ではなく、「アイデア」として捉えてみましょう。

アイデアは、「行動ベース(何をするか?)」で、ひとつのカードとします。
いわゆる「アクションプラン」というやつです。

このアクションプラン。
「どんな手を打とうか?」と、いうことになりますが。

いくつかの手段が、思い浮かぶと思います。

たとえば。
「足を早くするためには、どうしたらいいか?」。

という、課題が出たとします。

その課題に対して、アクションを羅列します。

  • ジムに行く
  • 柔軟性を高める
  • フォームを見直す
  • インストラクターを探す
  • 足の回転を早める筋トレをする

などなど。

ここに、5つのプラン(手札)が提示されました。
そこから、第三者の「意見」を取り入れます。

  • 既出の手札について、どう思うか?
  • 他に、プランはあるか?
  • その他の提案・感想は?

すると、手札の性質が変わります。

  • 新しいカードが、加わった
  • よくないカードは、山札へ
  • 曖昧なプランが、より明確に
  • 意見が、ブラッシュアップされる

これが、文殊の知恵というやつですね。

こちらの手札が空っぽの時もありますし、弱いカードしかない場面もあります。

そんなとき。自分では見出せない「新しい意見」というのは、ありがたいものです。
「手札が整う」可能性が、出てくるからです。

そうしてようやく、カードが切れる状態に移行します(意思・行動決定)。

意見(プラン)を集め、ベター(良い手)を探す。
ここまでの流れを端的にいえば、「取捨選択」です。

最後に、行動決定のプロセス(マニュアル)としては。

「一人で意思決定をした方が、ブレなくていい」という方もいらっしゃいます。
ですが今回は、「新しい意見を交える」方法です。

「結局どうしたらいいんだ?」
「どちらも、甲乙つけがたい」

なんて思われるかもしれません。

もしも手札に「新たな息吹を吹き込みたい」なんて、とき。
誰かに意見をたずねてみても、よいかもですね。

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