グラフィックデザイン。ビジュアル作成手順の例(2025)
デザインの絵作りにおいて、どのようにイメージを固めたか。
そんなテーマで、「2025年の年賀状(巳)」を例にお話しします。

アイデア出し
まずは蛇にまつわるお話やモチーフを、連想します。
次に、絵作りを考えます。
蛇は「再生」や「繁栄」を象徴するようです。
ということで、「お家(社名・屋号)の繁栄」をコンセプトにしました。
また、「お家=歴史あるもの(これから歴史になるもの)」とイメージしました。
「お家柄+歴史」と考え、「家紋」に繋がります。
「蛇の家紋を並べたら絵力がありそうだ」と思い至り、採用案としました。
絵作り
デザイン案が決定しました。
今度は、家紋をひとつひとつデザインしていきます。
どんな家紋を作ろうか?
これはアイデア出しの段階で、ある程度ネタが揃っています。
数が多いので手間がかかりますが、コツコツと制作していきます。
家紋を配置し、全体のバランスを見ながら調整します。
これにて完成です。
完成後。あらためてデザイン自己批評
時間をおくと、製作中では分からなかったことに気付きます。
ここであらためて、感想を述べます。
家紋が小綺麗に並び過ぎです(まとまり過ぎ)。
家紋のサイズにもっと強弱をつけて、紙面からハミ出させた方が良かったですね。
するとダイナミックさが生まれ、インパクトが増します。
「せっかく作った家紋を、ひととおり見てほしい」。
という気持ちが、先行してしまったのかもしれません。