macOS Tahoe 感想(デザイン・使いやすさ)

少し前にスマホのOSを更新し、Liquid Glassのデザインについて意見を述べました。
今回はMacOSをTahoeに切り替えましたので、その感想を述べます。

新機能は追いかけていないのですが、デザインの印象がだいぶ変わりました。
なかでも2点、大きく気になるところがあります。

ひとつは、角の丸み。
ひとつは、ファインダーです。

角の丸み

デザイン性(UI)

ブラウザなり、メモ帳なり。
ウインドウ四隅のR(角の丸み)が、かなり大きくなりました(過去イチ?)。

アイコンやファイルのサムネイルも、角丸が強め。
全体的に、以前よりもポップになったように感じました。

一方で、スマホで採用されたLiquid Glassのデザイン(ガラス風のフチ)。
こちら筆者には、ややクール寄りに感じます(個人差があるかも)。

ポップとクールの塩梅は、iPhoneの方がうまく調和されている気がしました。

他には、「メモ」や「リマインダー」などのアプリ。
レイアウトの内側にもRが多用されています。

デザイン的にはどうにもムズムズしますが、そのうち慣れるかもしれませんね。

機能性(UX)

角の丸みについて、機能面で捉えます。
ウインドウ端が削れると、「見にくいな」という場面も出てきそうです。

特にウインドウの左下は、アプリによっては作業のスペースかもしれません。
スペースが潰れることでの不都合・デメリットが生じる可能性はあります。

しかしながら。ここで、Mac既存のアプリで、角丸を検証しました。
以下、「メモ」アプリと「Safari」の丸みを、ご覧ください。

左:「メモ」アプリ / 右:「Safari」

かなり差があります。
画面の統一感は損なわれますが、「メモ」の機能としては、角丸を抑えた方が良いわけです。

「丸みはつくりたいけれども、機能も大事だ」ということが伝わります。
アプリごとに微調整されているところは、ステキですね。

他には、ウインドウの端っこをドラッグすると、拡大縮小ができますよね。
ドラッグは以前よりも、摘みやすくなったような気がします(なんとなく)。

ファインダー

タグ付けで、ファインダーのアイコンが着色されるようになりました。

デザイン性(UI)

タグで着色すると、子供っぽさを強く感じます。
カラーが増えると、なおさらです。

ウインドウの項で、クールとポップの塩梅について先述しました。
ファインダーがカラフルになると、さらにポップ系に偏る印象です。

機能性(UX)

アイコンの強い色味のおかげで、目的のファインダーを見つけやすくなりました。

「パッとわかる」という意味では、効果的なデザインといえるでしょう。
「見た目のオシャレ感よりも、機能性を優先した結果かな?」と、筆者は考えました。

「ウインドウ端を摘みやすい」といった、操作感の話とはまた異なるのですが。
「パッと目に飛び込む」≒「処理速度アップ」という事で、ある種、機能面として括りました。

まとめ

角の丸みが大きくなったことで、全体の雰囲気が変わりました。
新鮮味を感じます。

また、見た目の変化に伴い、機能面の塩梅が揺らぐ。
どこに注力するか。いかに調整するか。そのあたりに、面白みを感じました。