【インナーブランディング】広告の、快・不快
とあるWebバナー広告を見たときに、感じたことのお話です。
その広告というのは、いわゆる「負の解消」系の広告になります。
「お困り事を解消する手段があります。だからクリックして、商材を見てください」
というモノです。
その広告が、なんだか少しフザけていたんですね。
ギャグっぽいと、いいますか。
ところが本筋の内容としては、非常に深刻な内容のわけです。
「これって、フザけてはいけない内容なのでは?」なんて思いました。
その広告内容に該当しない筆者が見たら、スルーできる範疇なのですが。
真剣に悩まれている方が見たら、嫌な気持ちになりそうな気がしました。
広告自体は、目立っていて、目に留まりやすいモノでした。
目立つので、もしかしたらクリックされやすいのかもしれません。
しかしながら、この広告について、ひとつ思う事がありました。
「悩んでいる方」というのは、いわゆる「ターゲット」にあたります。
「広告を見てもらいたい方(以後、当人と呼びます)」ですね。
ところが、その広告自体には、当人に対する配慮が欠けているように思えたわけです。
またその背景には、「広告を作った製作陣」と「GOしたクライアント」がいますでしょう。
となると、「負の解消」をしてあげたいのに、嫌な気持ちを追加させてしまう羽目になります。
広告をクリックした先には、商材がある。
ところが、当人に対するクライアントの配慮が、イマイチに感じる。
となると、果たしてその商材には、本当に効力はあるのか?
本当に、当人の「負の解消」を考えているサービスなのか?
商材を購入した先に、当人の幸福はあるのだろうか?
なんてことを、連想しました。
ということで「重たいテーマの負の解消系」に関して、広告で遊んでしまうと。
長い目で見たときに、クライアントのマイナスイメージに繋がるかも?
そんな風に感じました。
このあたり。
当人の未来を見据えて、「思いやりの目線(想像力)」を働かせてみるとします。
すると、将来的な「好印象」や「幸福感」に繋がりそうな気がしました。
回り回って、インナーブランディングのお話でした。