【デザイン表現】間接的な表現(例題:野球少年)
間接的な表現には、味わいがあります。
はじめは「何だろう?」と思うのだけれど、そこには意図がある。
それを説明するために、ひとつアイデアを考えました。
テーマは「野球少年」。
この題材を元に、間接的なデザインに落とし込んでいきます。
直接的な表現の場合
- 試合をしてるシーンを描く
- バットやユニフォーム、スパイクなどを載せる
- 野球ボールを装飾的に使う
このような考え方ができると思います。
間接的な表現の場合
まずはイメージ図をご覧ください。

ラジカセにて。
「再生」「停止」のほかに、「野球(ホームベース)ボタン」を付けてみました。
ボタンと野球を紐づけた結果、生まれました。
ストーリーを仕立ててみました
寝ても覚めても野球の事ばかり考えている。
そんな少年を思い浮かべ、ホームベースと組み合わせました。
ストーリー
日々、野球の事ばかり考えている少年がいました。
彼は就寝前の布団の中で、素振りの改善を思考していました。
「今日はどうにも、寝付けない。よし、音楽でも聴こう」
懐かしのラジカセ。
再生ボタンの隣に、停止ボタン。その隣に、ホームベースボタンが付いている。
ホームベースボタンを押すと、野球の話題が次々と流れてくる。
そんなストーリーが出来上がりました。
ビジュアルとして
- 意図に気付いた時の驚き
- 変わったビジュアルで興味を引かせる
間接的な表現には、そのような面白みがあります。