【イラレ】ファイルサイズ「大」。保存設定を見直し、大幅リサイズ

Adobe Illustrator、保存時のオプション。
設定によっては、ファイルサイズがドカンと跳ね上がります

何がどの程度、サイズに影響を与えるのかを知りたく、テストしました。
試したaiファイルは、「8ページのパンフレットデザイン」となります。

保存オプション別のファイルサイズ(MB)

圧縮を使用 」の ON / OFF で、ファイルサイズが変わります。
よって、ON / OFF それぞれの数値を記録しました。

オプション項目圧縮を使用 OFF圧縮を使用 ONファイルサイズ差
※全部OFF29.44.7 ★24.7
ファイルプレビュー用に許可されたフォントを埋め込む29.7 (注1)4.924.8
PDF 互換ファイルを作成152124.724.3
リンクファイルを埋め込む225.3 (注2)122.9102.4
ICC プロファイルを埋め込む30.55.525
※全部ON (注3)349.3 ☆244105.3 (注4)
  • (注1)フォント数:7点(ウエイト含まず)
  • (注2)画像数:13点(画像の合計ファイルサイズ = 147.9MB)
  • (注3)「圧縮を使用」と「各アートボードを個別のファイルに保存」以外
  • (注4)各オプション項目毎の合計値にはならない
  • 「各アートボードを個別のファイルに保存」は除外(書き出し数の設定なので)

上記の表から分かること

  • ☆ – ★ = 344.6MB(差異がデカい)
  • 各オプションの ON / OFF で、ファイルサイズが変わる
  • 「圧縮を使用 」ON:ファイルサイズ縮小
  • 「PDF 互換ファイルを作成」と「リンクファイルを埋め込む」ON:サイズが跳ね上がる

「圧縮を使用」ONのメリット

Macでは。
ファイル選択中に「スペースバー(spaceキー)」を押すと、「クイックルック」という機能が働きます。

素早くファイルの中身を確認できる機能です。
これ、すごく便利。

イラレの保存で、「圧縮を使用」を ON にしておくと。
aiファイルのクイックルックで、アートボード内をサッと確認できます

「圧縮を使用」ONのデメリット

ここまでは、筆者の実験に基づいたデータでした。
次は、生成AIによるデメリットの解釈となります。

  • 保存・読み込みに時間がかかる
  • 他ソフトとの互換性が落ちる場合がある
  • ファイル破損時のリスクが増える
  • 圧縮率は限定的

「圧縮を使用」長短まとめ

生成AIの解釈、つづき。

  • ファイルサイズを軽くしたい → 圧縮 ON
  • 処理速度・互換性・安全性を優先したい → 圧縮 OFF

とのことです。筆者に、バトンを戻します。

末筆

目的に応じた「オプション設定方法」が、うっすらと見えてきたのではないでしょうか?

ということで。
今回、「デカいファイルが溜まってしまった」という問題から、調査に踏み切ったのでした。