視線の流れ(目に入る順番)
人の視線はどこから始まって、どの方向へ流れるのでしょう?
それは普段、文字を読み進める流れがそのまま動線となります。
日本語ですと、横書きと縦書きがあります。
縦と横では読み進める方向が異なり、本をめくる方向も逆になりますね。
横書きのもの
「Z」の流れで読み進めます。
(目がZの形に動きます)
【←↑左上へ】
はじめに左上から確認します。
【→】
文字であれば左から読み、右に向かって1行文字を読む。
【←↓左下へ】
次の行へ移る。
【→】
また右へ読み進める。
この繰り返し。
これで「Z」です。
縦書きのもの
「N」の形に目が動きます。
新聞などが該当します。
右上から始まり下へ。
次の行、左上に移る。
また下へ。
この繰り返し。
これで「N」です。
レイアウトのマナー
「Z」や「N」に沿って、レイアウトを組みます。
基本的な考え方は以下の通りです。
(例)
タイトル
(+リード等)
↓
大見出し
↓
小見出し
本文
重要度順です。
大事なことを先に持っていきます。
(見出しと本文はセットになりがち)
タイトルや見出しを先に見てもらう理由。
概要が分かれば、ある程度は内容を想像出来るから。でしょうか?
(例:新聞の見出し。興味のある見出しなら本文を読む。興味なしなら次の見出しへ飛ぶ)
(例:Webニュースの見出し。何となく想像を掻き立てられて、クリック(タップ)してしまう)
デザインでは基本は押さえつつ、あえてレイアウトの組み方を変えることもあります。
その場合は、スペースや文字の大きさなどで伝わるような工夫がされています。
(理由は明確に説明できませんが「はじめに美味しい料理の写真をドカン!と見せたい」などの意図があるときは、それに当たるかもしれません)
デザインのレイアウトを考える時
縦書きか横書きで、配置が変わります。
「Z」か「N」を選び、「重要度順」に配置します。
(基本的には)
「美味しいご飯」が、タイトルとします。
横書きですと、左上に「美」の文字。
縦書きですと、右上に「美」の文字が来ることが望ましいです。