日本の印刷デザイン調整では、0.25mm動かすのが楽
デザインを微調整するとき、まずは0.25mmで調整すると楽がしやすいです。
その理由は、日本の文字の単位が0.25mmだからです。
もうひとつは、A4などの紙の規格がミリ単位だからです。
(A4は210mm×297mmのサイズ)
デザインソフトのサイズ設定では、はじめpoint(ポイント)設定になっています。
これを、日本の文字単位「Q(級・きゅう)」「H(歯・は)」に変更することがあります。
このQとHというのは、単位が0.25mmです。
紙がミリ単位。QとHもミリ単位なので、調整しやすいです。
一方、point。
単位はinch(インチ)です。
1inchは25.4cmとのこと。
1mmの調整をすると、およそ?0.03937inch動かす計算となります。
端数が大きく、ちょっと面倒くさい。
「ミリ単位の紙面においては、インチは相性が悪い」ということが分かります。
さらなる調整
0.25mmから、気になる所はもう少し細かく調整します。
0.1mm、0.05mmと、より繊細になっていきます。
そこまで調整すると、だいぶ整った印象になります。