細やかさと大胆さ
日本画の本をパラパラと見ていました。
めちゃくちゃ格好いい。
細やかな筆致と、大胆な筆致の塩梅が、目を楽しませてくれます。
また具体的/抽象的、とも捉えられます。
ここで日本画は、ひとまず置いておき。
デザインにおいての「細やかさ」と「大胆さ」について、触れていきます。
はじめに、デザインの方向性を、チャートのパラメータで捉えるとします。
(生成AI活用における、ひとつの発想法としてお見かけしました)
ひとつ、「細やか」であること。
これはリアル(リアリティ)の属性が増します。
リアルにするため、線は複雑になります。
隣の線と重ならないように、線が細くなりがちです。
すると繊細さが増します。
ひとつ、「大胆」であること。
線は少なく、シンプルな見た目になります。
ポップな属性が増します。
または抽象的な表現にも、なりえます。
形が単調な分、線で遊べます。
例えば、太線や筆書きでは、力強さが増します。
このように、緻密具合でイメージは変わります。
筆者が見た日本画のように、繊細さと大胆さが共存していたとします。
現状うまく形容できませんが、味わい深い表現となる事は確かです。
表現のブレンドによる、妙味ともいえましょう。