白飛び(しろとび=写真の真っ白なところ)の問題点
例えばカメラで空を撮影したとします。
撮った写真が明るすぎたり曇っていたりすると、空が真っ白に映ります。
このように真っ白になってしまった部分を「白飛び」と呼びます。
白飛びした写真には、2点ほどデメリットが考えられます。
(表現として、あえて白飛びさせることはあります)
ひとつ。色加工時の問題
先述した青空の例では、白飛びした空の色を暗くする調整を行ったとします。
すると青色の情報はなくなっていますので、そのまま暗くすると空の色はグレーになってしまいます。
自らの眼で見た青空は取り戻せません。
ふたつ。印刷時の問題
印刷の観点から考えますと、白色というのは正確にはインクが全く付着していない状態です。
そのため空が白飛びしていると、青空の部分が欠けているように見えてしまいます。
以上のように、写真を編集・デザインするときには、少し使いづらい写真になってしまうというデメリットが考えられます。