ハイデガーをマンガで
先日、待機時間ができまして。
その時間を有効活用しようと、本を読んできました。
読んだのは、ハイデガーをマンガで説明した本です。
ハイデガーはとても難解らしいですね。
また、それにより曲解する恐れも。
なんとなく、そのような話を聞いたことがありまして。
まずはマンガの解説本に手を伸ばしました。
マンガ版。
敷居がぐっと下がりますね。
あと、分かりやすそうですし(実際、分かりやすかったです)。
導入として、雰囲気を掴むのに最適でした。
心のブレーキとか、苦手意識を取っ払っていただきました。
内容に関して。
マンガでは概要を掴みやすくするためのエピソードでしたが。
私の感想として、さらに部分的にピックアップ。
朱に交われば赤くなる。
なら自分(の意見)ってなんなの?
といったストーリーが書かれていました。
「同調圧力にのまれず自分の考えを育みましょ!」といった教訓味を感じます。
(どことなく、少年少女の成長アニメ感も)
ちなみに、このマンガを読んで連想したのは、別のマンガ「宇宙兄弟」のお話。
「迷ったら、正しいよりも楽しい方を選びましょ」。
みたいな心のありようを、宇宙兄弟の登場人物であるシャロンさんは伝えてくれます。
そうした感動エピソードを想起しましたが、ハイデガーマンガの方に戻りまして。
「集団の意見」「集団に左右される自分」「自分の感情」。
生活の中では、自他の考えが混ざり合います。
だとして「他人の意見に同調しても、自分の気持ちが動く部分が自分の本心ですよ」という事であれば。
(「自分の気持ちが、自分の本心」。言葉にすれば、そりゃそうだ!ですが)
ハイデガーさんの哲学と、シャロンさん的発想で、似たところがあるかもな。
なんて思いました。
(全然違うというご意見をお持ちの方もいるかとは思いますが、どうか温かい目で!)