レイアウトでの、スペースづくり

レイアウトでの、スペースづくり

脳は絵や文字の集まりの中に余白があると、まるでそこに境界線があるように判断します。

例えば「ABCDE」と言う文字列があります。
ここに「AB CDE」のように、BとCの間にスペースを入れました。

前者では、A〜Eを1つの塊として、認識します。
後者では、ABとC〜Eの2つのグループとして、認識します。

では具体的にはどのように、スペースの位置や広さを決めたらよいでしょうか?

構造化

ポイントは、構造化です。
内容を階層で整理すると、スペースを入れる位置・広さが明確になります。

例えば料理の企画ページを作るとして。
以下のように、情報を整えました。

  • 料理をしよう
    • 和食編
      • とんかつ
      • ちらし寿司
    • 洋食編
      • パスタ
      • グラタン
    • 中華編
      • チャーハン
      • シュウマイ

階層化によって、以下のような構造ができました。

  • 大見出し = 料理をしよう
  • 中見出し = 和食編
  • 小見出し = とんかつ

スペースの位置

構造化できたら。
スペースの位置はどうしたらよいでしょうか?

  • 大見出しと、中見出しの間
  • 中見出しと、小見出しの間

に、それぞれスペースを設けます。
すると、ひと目で把握しやすい設計になるでしょう。

スペースの広さ

次にスペースの広さについてです。

基本は

  • 大見出しと、中見出しの間 = 広く
  • 中見出しと、小見出しの間 = 狭く

としておけば、それぞれのグループを視認しやすくなるでしょう。

スペースの広さを逆にすると、分かりにくく、違和感のあるデザインとなります。

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