Canva制作の手引き。考え方・進め方のご提案
既成素材でデザインをすると
Canvaでは、テンプレートや既成素材を選んだ後で、細部のデザインを考えます。
形式に合わせて文章を配置するので、レイアウトに無理が生じやすいです。
無理やり文字を詰め込む感覚に、モヤモヤを感じるかもしれません。
またテンプレートの形式に意識が向きすぎると、制作の意図を見失いがちです。
広告デザインではいかに要点を訴求するか、コンセプトづくりが重要です。
伝える順番や、何を伝えたいか、誰に伝えたいか。
重要なポイントを明確にしておくことが大切です。
といっても、具体的にどうしたらいいの?
そこで、ご提案。
ひとつの考え方と、ふたつの進め方を、お伝えします。
考え方
デザインしながら、文章もあれこれどうしよう?と考えますと。
気づいたら、要点がブレていきます。
ですので、メッセージを湾曲させない仕組みがあると助かります。
そのために「事前に文字原稿を作っておく」という考え方があります。
料理番組での「材料はこちら」というやつです。
進め方
方法1 テンプレート未使用
- 文字原稿を用意。
- 文字原稿をひととおり配置。
- 文章量の調整。
- 背景や飾りを探して貼り付け。
- 内容やデザインを調整。
という方法。
文章を配置したときに「文字多すぎ!読みたくない!!」
と感じたら、文章をカットしましょう。
文章を削るのはもったいないですが、読み手に優しい原稿となります。
メリット
- テンプレートに合わせたモヤモヤがなくなる。
- 内容に重視できる。
デメリット
デザインは自分でなんとかします。
その分、制作の労力が増えます。
方法2 テンプレートを使う場合
- 文字原稿を用意。
- テンプレートを選ぶ。
- 文字原稿から文章をかいつまんで配置。
- 内容やデザインを調整。
という方法。
デザインを作りながら文章を考えると、コンセプトがブレることがあります。
それは、テンプレートに合わせた文章作りにおいても同様です。
ですので事前に用意した文字原稿から、部分的に抽出して貼り付けます。
メリット
素敵なデザインが、あらかた出来上がっている。
デメリット
文字入れの融通が利きにくい点。
テンプレートの型に、はめ込むからです。
方法1と2の違い
まず文字原稿を作ります。
その後、
方法1:全文章を配置・調整→飾りペタペタ。
方法2:テンプレートに、原稿を一部はめ込む。
と、別れます。
最後は、内容やデザインの調整。
文章主体で、文字原稿を入れやすいのは「1」。
絵作りはどうもな、という方は「2」。
という進め方を、オススメしています。
そんな提案でした。
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なお添削による前後の変化は明確で、割と好評です。
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