空間情報の優先度(目に入るモノは気になる)
情報の取捨選択。
中でも、実際に目に入るモノについてのお話です。
それを、グラフィックデザイナーの見地から私見を述べます。
(関心を引くためのビジュアル作りが、お仕事なので)
はじめに「目に入るもので、注意を引くモノ」の例を、いくつか出します。
目につくモノ
食べ物
チョコとか煎餅とか、テーブルに食べ物があれば、食べたくなりませんか?
(気づいた時には、つい食べていることも)
そこまでいかなくとも、どうにも目につく時があります。
スマホ
まず、よく言われていることかもしれませんが。
スマホって目に入ると、気になりませんか?
集中力を削がれる気がします。
(集中のために「スマホは見えない所へ」なんて意見を、耳にします)
矢印
たとえば大きな矢印が、壁に描かれていたとします。
壁を見た時、なんとなく矢印を目で追ってしまうと思います。
また、イベントで列を待つ時。
床に矢印が描いてある事がありますよね。
それは「方向を知らせる」「誘導する」という、デザイン的な仕掛けです。
無意識になんとなく、矢印通りに移動している事などはないですか?
上記例から、モノがもたらす影響を考える
食べ物とスマホの場合
目にすると気になるモノです。
意識が、そちらに働きます。
矢印の場合
列のスムーズな誘導を果たす。
これはあえて、目に入るように作られたモノです。
見えるものをコントロールする
「集中」や「視線誘導」という観点では。
- 見せたいモノは、目につくところに
- 集中を削ぐモノは、見えないところに
といった配置を考えます。
これは、グラフィックデザインの「足し算・引き算」的な考え方でもあります。
さらに、サイズ感や色などもコントロールすると。
空間内の優先度(何を見せたいか)が、明確になる気がします。